NHKまる得マガジンで8回にわたって紹介されたセスキと過炭酸塩を使ったお掃除&汚れ落とし法。
この記事では、過炭酸塩を使った染み・汚れ落とし&浴室の簡単お掃除法について、番組内容をまとめています。
見逃した方は参考になさってくださいね♪
過炭酸塩とは?
過炭酸塩は、酵素系漂白剤のこと。
漂白作用が高く、カビ取りにも効果的。
pHでみると、セスキよりは洗浄力が上ですね。
過炭酸塩の色落ちや危険性はある?
洗浄力が強力&漂白作用があると聞くと、色落ちの不安が出てきますよね。
でも、過炭酸塩は酵素系漂白剤なので、色落ちの心配は無いとのこと。
色落ちの心配があるのは塩素系漂白剤。
また、「混ぜるな危険!」と注意書きが出ているのも塩素系漂白剤のほう。
赤星たみこさんによると、
「過炭酸塩は混ぜることで、良いハーモニーが生まれるんですよ♪」
過炭酸塩の取扱注意事項
①過炭酸塩は水に溶けると酸素が発生するため、密閉容器には保存しないこと。
さらには、粉末の状態でも膨らんだりすることがあるため、必ず空気が抜けるように蓋を少し緩めておくことが大事❢
②過炭酸塩はpHが高く脱脂作用があるので、素手で扱わずに手袋をして作業すること。
素手で作業すると手荒れの心配があります。
過炭酸塩で洋服のしみ抜き
①染みの付いた衣類を水に濡らす。
②染みの上に過炭酸塩を適量つける。
③歯ブラシで過炭酸塩を塗り込む。
④衣類が浸かる程度のお湯(40~50℃くらい)をバケツに入れて、小さじ2~3杯程度の過炭酸塩を入れる。
⑤バケツの中に染みの付いた衣類を浸け置きして一晩置く。
※ポリエステルなどの化学繊維は熱に弱いため、50℃以上のお湯は使わないこと。
50℃以上のお湯を使うと、縮んだりシワシワになってしまうので要注意❢
⑥翌日洗濯機ですすいでしみ抜き完了。
シミはすっかり消えて、全体的に白さが戻っていました。
泥汚れなども真っ白になるそうですよ♪
過炭酸塩でYシャツやTシャツの襟汚れをキレイに
黄ばんでしまったYシャツや、Tシャツの襟汚れ。
化学繊維ではないので、鍋に過炭酸塩と石鹸を入れ、煮て汚れを落としていきます。
①鍋にお湯を入れ、粉けっけんを入れて溶かす。
※お湯8リットルに対し、大さじ1杯
②YシャツとTシャツを熱い石鹸液の入った鍋に浸ける。
③特に汚れの酷い襟部分には、過炭酸塩を直接付けて揉み込んでおく。(手袋必須)
④鍋に過炭酸塩を大さじ2杯入れる。
⑤コンロに火を付け、沸騰直前になったらすぐ火を止める。
沸騰すると吹きこぼれるため、鍋を火にかけている間はそばについて見ていること。
⑥火を止めたら温度が下がりにくいように蓋をして、一晩置く。
翌日にはYシャツやTシャツの襟汚れがキレイに落ちていました。
Tシャツに至っては柄物でしたが、色落ちもせずに綺麗に真っ白な仕上がりに♪
今まで捨てていた洋服も、綺麗によみがえる素晴らしきかな、過炭酸塩❢
煮洗いにはステンレスorホーロ鍋を使おう
番組ではホーロの鍋を使ってましたが、どんな鍋でも大丈夫なのか調べた所、石鹸などアルカリ性のもので煮洗いする場合は、ステンレスやホーロー鍋が良いと出ていました。
過炭酸塩で茶渋やコップの汚れ落とし
・薄汚れたコップ
・茶渋のついた湯呑み、マグカップ
などなども、熱いお湯に過炭酸塩を入れて一晩浸け置けば、すっきり綺麗に♪
過炭酸塩をお風呂に入れて一石五鳥
過炭酸塩をお風呂に入れることで一石二鳥ならぬ、一石五鳥になる方法です。
①お風呂の残り湯でお洗濯
①お風呂の残り湯に過炭酸塩を大さじ1杯程度入れておく。
残り湯に過炭酸塩を入れることで、菌の発生を抑え、皮脂汚れの臭いが無くなる効果がある。
これで翌日の洗濯にも気持ちよく使うことが出来るというわけです。
注意!過炭酸塩を入れたお風呂には入浴しないこと
菌の繁殖が抑えられるなら、翌日もこのお風呂に入れそうな気がしますが。
過炭酸塩はpHが高いため、入浴には不向き。
肌への刺激が強すぎるので、入らないように要注意です❢
②過炭酸塩でシーツやカーテンを浸け置き洗い
過炭酸塩を2杯入れると、シーツやカーテンなどの浸け置き洗いに最適。
③過炭酸塩で風呂釜掃除
市販されている風呂釜掃除の商品と過炭酸塩は成分が一緒。
なので、過炭酸塩を使えば風呂釜掃除も出来てしまうというわけですね。
入れる量は300g程度。
入れたら、あとは追い焚きで沸かし直すだけ。
お風呂のお湯がパイプの中を循環して、風呂釜を綺麗にしてくれるという仕組みです。
追い焚きで風呂釜から汚れがウジャウジャ浮き出てきます。
ただ風呂釜を掃除するだけでは勿体無いので、風呂桶や椅子などのバスグッズも浴槽に入れておけば、全部ピカピカに。
④過炭酸塩で浴槽掃除
追い焚きしている間に、そのまま浴槽の中をこすり洗いすれば、浴槽の中もピカピカに。
⑤過炭酸塩では椅子校のお掃除
さらには、浴槽のお湯を排水すれば、それだけで排水管のお掃除になるメリットも♪
1.残り湯で洗濯
2.浸け置き洗濯
3.風呂釜掃除
4.浴槽掃除
5.排水管掃除
と一度に5箇所の掃除が出来てしまうのは、時短になりますね♪
我が家には追い焚き機能はありませんが(;_;)
過炭酸塩で浴室のカビ掃除
市販のカビ取り剤は臭いがきつくて苦手という人にも最適な、過炭酸塩を使った浴室のカビ取り法です。
過炭酸塩ペーストで浴室タイルの黒カビ掃除
①過炭酸塩を固めのペーストになるように、少量の水を加えてペースト状にする。
②歯ブラシを使い、タイルのネジの隙間のカビに塗り込んでいく。
③塗り終わったら、乾かないようにラップを貼って蓋をする。
過炭酸塩が分解するときに活性酸素を出し、その酸化力で黒カビの色素などを漂白してくれるという仕組み。
④このまま12時間~24時間ほど置くことで綺麗になる。
翌日ラップを剥がしてみたら、ほぼ綺麗。
あとはブラシで擦って落とせばOK.
⑤それでもまだ残っていたら、この作業を繰り返せば綺麗になるそうですよ。
過炭酸塩は酵素系漂白剤なので、有害なガスが発生することはないので安全。
でも肌荒れを起こしやすいので、手袋をして作業をするのをお忘れなく。
過炭酸塩ペーストで浴室ドアのカビ掃除
浴室ドアのパッキン部分も頑固なカビが発生しやすい場所ですよね。
①汚れが酷い場合は、事前にセスキ水スプレーをかけて、ブラシでこすり汚れを落としておきましょう。
②次に過炭酸塩ペーストを塗り込み、ラップでカバーする。
過炭酸塩は混ざっても有害ガスが発生しないので安心❢
③このまま翌日まで置く。
汚れのひどかったドアも、8割がた綺麗になりました。
これを2~3回繰り返せば、綺麗になるそうです。
この他にも洗濯槽のカビ取りや、ポット洗浄などにも使えたり、過炭酸塩(酵素系漂白剤)の使いみちは本当に色々ですね。
以上です♪
セスキを使ったお掃除法はこちらの記事をご覧くださいね↓