NHK人生レシピ・暮らしスタイルで紹介された、フリーライターの一田憲子さん。
無理のない自分流の暮らしスタイルからは、学ぶべき事ばかり。
洋服選びが楽になるワンピースや、
一田さんこだわりの素敵な一軒家の自宅、
ズボラな人向け掃除術など、覚えておきたい事を記事にまとめてみました。
見逃した方は参考になさって下さいね♪
フリーライター・一田憲子さん
一田憲子さん(54歳)は、
活躍する女性たちへのインタビューを自ら行い、編集、執筆しているフリーライター。
暮らしのおへそ・LEE・和楽など、
複数の女性誌で執筆活動を行う他、講演依頼も後を絶たない注目の女性です。
右側の女性が一田さん↓
そんな忙しい毎日を過ごす一田さんには、暮らしのこだわりがたくさんありました。
ワンピーススタイルで洋服選びが簡単に
多忙な一田さんのファッションにかかせないのがワンピーススタイルです。
一田さんはお出かけする時やトークイベントに登壇する時など、
”今日は何を着ていこいう”
と悩むのが一々面倒くさい。
ワンピースを持っていれば、ストンと着るだけでわりと様になる。
ということでワンピースを複数取り揃えています。
一田さんが選ぶのは、
シンプルにメンズライクに着られるワンピース。
何枚か用意しておけば迷うことなく、
今日はこれ!とすぐに決めて出かけられるのでとても便利。
ワンピースでおしゃれを完成させるスタイルを確立しています。
コーディネートは大切だけど、そこまでこだわることではない。
すべてに真面目に向き合うのは、疲れるし時間の無駄という一田さん。
ワンピース以外のスタイルも素敵です♪
築50年の木造平屋一軒家
女性が住みたい街ランキングで上位の東京・吉祥寺、
感性な住宅街にある築50年の木造平屋の一軒家が一田憲子さんの自宅です。
暮らし周りのライターとして、自宅で仕事をする事が多い一田さん。
だからこそ、暮らす家にはこだわりがありました。
築50年という建てられた当時の面影を残しながら、時とともに風合いを増した家。
この家に出会った時、一田さんは運命を感じたそうです。
暮らす家へのこだわりとは?
古い家を探していたところ、
ありがちだったのは、なんちゃってリフォームがされているところが多いこと。
この家は古い木枠のままの窓だったり、
平屋ならではの斜めに差し込む太陽の光とか、
朝起きた時に見る窓辺の風景を見たら、
”あ~いいところに住んでて幸せ。
古い家が持っている力を頂いて日々が楽しく過ごせている。”
そんなふうに日々感じているという一田さん。
そんな風に毎日思えたら幸せですね♪
ズボラな人向け片付け術とは?
古い家に合うように和の味わい深さを大切にした家具をチョイス。
仕事で多忙なのに、
整然と片付いた部屋。
秘訣は?と聞いてみると、
何か作業する時は、物がたくさん並んでいてシッチャカメッチャカ状態なんです。
とりあえず見えないところに片付けてしまえばOK。
そんなズボラ収納術を確立しているという一田さん。
リビングのチェストにその答えがありました。
机の上に出しっぱなしになりがちな、裁縫道具・薬箱・文房具などの小物がそれぞれ指定のボックスに入っています。
とても几帳面に整理されているように見えますが、
実はボックスの中は整理せずにただ突っ込んであるだけ。
きちんと収納するとなると、
出したものをしまうのも面倒だけど、ただ指定のボックスに突っ込むだけ。
この片付け方法にしてから、片付けが面倒ではなくなったのだそう。
チェストの上の引き出しも、中はゴチャゴチャ。
一田さんによると、
いつも仕事でバタバタ状態。
ここでご飯を食べるときくらいは、ちょっとゆっくりしたい。
そのために、ここを片付いた風にしている感じ。
きっちり片付けることが目的ではない。
それをすると疲れてしまうので水面下のことには労力を使わない。
それが一田流きれいに見せる手抜き術なのだそう。
キッチンは見せる収納で
キッチンはというと、見せる収納のワゴンを利用。
その理由は、
キッチングッズを見えないタンスや引き出しの中に入れてしまうと、性格上どんどん突っ込んでバンと閉めるだけになってしまう。
見えてる収納だと、とりあえずきちんと重ねて収納することになるし、細々片付けなくても、ドバッとカゴに入れればOKというスタイルで手抜きができる。
キッチングッズは使用頻度が高いため、戸棚に入れると探しにいし、時間のロス。
そのため、あえて外に出してわかりやすく収納しているのだそう。
リビングとキッチンでは、
見せない、見せるを上手に使い分けているんですね。
毎日の30分掃除で掃除が簡単になる
一田さんがいろいろな人を取材に行って、最も影響を受けたのが、掃除の達人。
掃除の達人がいった言葉は、
”掃除は汚れていなくても毎日します。”でした。
とりあえず真似してみた所、
初日は、掃除してなかったので当然汚れているからすごい大変。
でも、大変ながらも毎日続けていると、
どんどん掃除が楽になってくる事に気がついたという一田さん。
それもそのはず、
毎日掃除することで汚れの分量は少なくなり、
汚れの質も簡単に落ちるタイプの汚れになるから。
ゴシゴシしないと取れない汚れが、
ササ~となでるだけで落ちるようなイメージですね。
達人の教えは、
”1日30分以上は掃除しないこと”
当然、最初の頃は30分の時間内ではリビングしか出来なかった。
それでも毎日30分掃除を続けていたら、徐々に30分ですべての掃除が出来るようになってきたという一田さん。
一田さんの家の床には物が一切置かれていません。
毎日掃除を始める前は、チェストの下やソファの下など、床に雑誌などをたくさん置いてましたが、
掃除のたびに床においてあるものを移動して掃除機をかける手間は、時間も労力も無駄にかかってしまう。
その事に気がついて、
床には一切物を置かないことに決めたのだそう。
ホコリ取りは、フワフワ系のダスターでサッとなぞるだけ。
はたきを使わないのは、ホコリを部屋の中に舞わせずに絡め取りたいから。
毎日掃除していれば、サッとなぞるだけでもきれいになる。
掃除が苦手な人は、
自分が大雑把な人間だとわかった上で取り掛からないと疲れてしまいますよと、アドバイスしています。
心地よい家は人それぞれ
誰もがきっちり片付いた素敵な家に暮らさなくちゃいけないのではない。
グチャグチャでも、それがその人にとって心地よければその人にとっての豊かさだと思う。
いろいろな人を取材して感じたのは、
何が豊かさかは自分で決めていいものだと思う。
片付けに必死になって疲れて、結局片付けきれずに、さらに疲れている人って意外と多いもの。
フリーライターという仕事柄、
すごい収納の達人の家や、完璧に片付いた家を訪れ、そのたびにすごい刺激を受けてきた。
そのたびに真似をしてみるけど、
性格がおおざっぱなので結局は続かない。
そういった挫折を何度も繰り返してきて、
”私に無理なことはやるのはやめた!”
とあきらめがついたという一田さん。
自分ができることをやって、自分が心地よければそれでOK。
頑張りすぎず、人の工夫は真似できればする。
自分に合った生活スタイルを見つける暮らし。
自分が心地よいと感じるために、手放せる部分は手放していくのが良いとアドバイスしています。
私も以前は片付けだすと、
引き出しの細かい収納が気になって、結局引き出し1つ整理するのに数時間かかってしまったなんてこともありました。
やっと最近になって大まかな収納でも、気にならなくなってきましたが、散らからない収納のポイントさえ押さえていれば案外快適に暮らせますよね。
毎日30分の掃除は、ハードルが高そうですが挑戦してみようかな?
人生レシピ・自分流暮らしのスタイル、
後藤由紀子さんの記事はこちらです。
後藤由紀子さん50歳のファッション&暮らし7分目で【人生レシピ】